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「高野の花たち」(49)ロマンチックな花シオン

シオン(紫苑)は山地の湿った草地に生えるキク科の多年草で、別名十五夜草とも呼ばれています。まれに野生も見られますが、庭などに植えられることが多い花です。
シオンの高さは1~2メートルになり、茎にまばらに剛毛があり、葉は卵形または長楕円形で、先は短くとがっています。夏から秋にかけて、小枝の先に直径3~3・5センチの頭花を多数開きます。舌状花は白と淡青紫色、筒状花は黄色で、平安時代から観賞用に栽培されていたようです。
環境のよい高野山では、寺院の境内はもちろん、広いスキー場の一角でたくさん栽培もされていて、咲きっぷりを見ると下界と違って色も鮮やかで、まことに美しい。
シオンの花言葉は昔のことを思い出して偲ぶ「追想」と、懐かしむほうの「追憶」のほか、「遠くの人を思う」「君を忘れない」と、ちょっとロマンチックだから、よけいにそう感じるのかも知れません。が、しかし、このシオンも国際自然保護連合の絶滅危惧Ⅱになっていると聞き驚きです。(H記)

更新日:2015年10月10日 土曜日 19:46

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