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「高野の花たち」(45)ミズヒキ花言葉は慶事や祭礼

ミズヒキ(水引)はタデ科のミズヒキ属で、余り陽の差さない林などに生育する多年草。草丈40~80センチほどになります。高野山では持明院などの寺院境内で見られ、花言葉は慶事、祭礼。
茎を直立させ、時に枝を分けます。茎の下部に葉を10枚前後、やや輪生状につけ、初秋から咲き始め、茎頂にムチのような細い花茎を50センチ前後と長く伸ばし、小さな花をまばらに多くつけます。
花は小さく径5ミリほどで、4枚のガク片からなり、上部の3枚は赤色で、下の1枚は白色なのが特徴です。
葉は比較的大きく広楕円形で、長さ12センチ前後、時に葉の中央に黒斑があります。日本各地から東アジアに分布します。
名前の由来は、ムチのようにとても細長い花茎を上から見ると赤色で、下からみると白色なので、熨斗(のし)袋につける紅白の紐(ひも)、水引にたとえたようです。(Y記)


更新日:2015年9月25日 金曜日 16:18

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