オタカラコウはキク科の多年草で「私に触れないで」「陽気」が花言葉。高野山奥の院を流れる玉川など、深山の水流のほとりに群生が見られます。 葉は大きく心臓型で、長い柄があり、茎の部分に黄色の頭花を総状につけます。個体数はあまり多くなく、絶滅危惧1A類に指定されています。 「宝香」とは、防虫剤や香料にする竜脳香のことで、根や茎の香りが竜脳香に似ていることが名前の由来です。 オタカラコウは、カロチン、ビタミンCが多く含まれており、抗がん作用、喘息、疲労回復に効果があるといわれています。(E記)