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「高野の花たち」(37)明治渡来ヨウシュヤマゴボウ
ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)はヤマゴボウ科に属し、花言葉は元気、内縁の妻などいろいろあるようです。
ヤマゴボウはゴボウに似た根の形からの名前で、明治初期に渡来し空き地や道ばたなどに多く見られます。高野山では国道371号線「高野竜神スカイライン」の大滝村付近の道沿いで、割合と大きな草丈に出会えます。
原産地はアメリカで、明治の初めに栽培種として持ち込まれたことから、別名アメリカヤマゴボウと呼ばれています。
茎は太く、盛んに枝分かれして高さ1メートル以上に伸びます。花は地味ですが、秋が深まるころにブドウに似た濃い紫色の実をつけ、葉も赤く染まります。
ゴボウの名がついていますが、葉と根は有毒なので注意が必要。果実をつぶすと紅紫色の汁が出るので、昔は赤インクとして用いたようです。
生け花として使うと、豪華な大作となります。(TA記)
更新日:2015年8月28日 金曜日 17:01