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「高野の花たち」(32)風にささやくタケニグサ

タケニグサはケシ科タケニグサ属で大型の多年草木。花言葉は「素直」です。本州、四国、九州、中国に広く分布しており、大形の円錐花序に小さな花を多数つけます。
名前の由来は、茎の中が空洞になっていて、高さが2メートルにもなり、竹に似ていることや、青竹をこの草で煮ると柔らかくなり、細工しやすくなることから、竹似草、竹煮草の名がついたようです。
茎葉から出る乳液は、アルカイド成分が含まれており猛毒です。この乳液は、皮膚病に効き、昔はウジ虫の駆除に使われました。
花後2センチ位の果実が多数つき、風に揺れてサラサラと涼やかな音を出すので「囁き草(ささやきぐさ)」とも呼びます。
私もこの音が好きで、いまでもよく耳を傾けます。(E記)


更新日:2015年8月10日 月曜日 21:09

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