ニュース & 話題

ああ♪風鈴のトンネル~極楽橋駅~児童生徒の夢託し

世界遺産・高野山の高野山駅をケーブルカーで結ぶ、和歌山県高野町の南海電鉄高野線・極楽橋駅=原田保(はらだ・たもつ)駅長=に7月1日、過去最多の計550個の風鈴を吊るした「風鈴トンネル」がお目見えし、大勢の参拝・観光客の心を癒している。
これまで毎年夏、児童生徒たちが「夢」を記した短冊付き風鈴で飾ってきたが、今回は沿線の幼稚園や小中学校など、過去最多の16校園の児童生徒1467人が、短冊にイラストや願い事を書き、このうち先ず550枚を吊るした。残る短冊は2週間ごとに付け替えることにしている。
同駅は大阪・難波駅~(電車)~極楽橋駅~(ケーブルカー)~高野山駅の、電車&ケーブルカーの乗り換え駅。この日は、梅雨空で風も多少強かったが、風鈴・短冊はいい具合に風になびき、眩しいほどの光景で、「風鈴のトンネル」を往来する参拝・観光客らは、風とともに輝く天井を、思わず見上げる。大阪府八尾市の主婦(70)は、「とても素晴らしい風情です。風鈴を一つ、いただきたいぐらい」と笑顔を見せていた。
同駅では、短冊とペン、収集箱を駅舎内に用意。乗降客が自由に願い事を書いて、箱に投げ入れた短冊は、後日(7月17日~同30日)、掲出することにしている。
原田駅長は「高野山開創1200年記念大法会の後も、当駅の利用客は1日平均約1000人を数え、例年の約1・5倍の賑わいぶりです」と、その活況ぶりを説明。さらに「当駅には生きた〝カブトムシやクワガタムシ〟も展示し、モリアオガエルコーナーも設けていますので、とくに子どもたちには、風鈴とともに当駅の夏を楽しんでほしいです」と話していた。
「風鈴のトンネル」は9月30日まで設置。写真は南海高野線・極楽橋駅に飾られた「風鈴のトンネル」。


更新日:2015年7月2日 木曜日 00:00

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事