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「高野の花たち」(26)目抜き通りのニワナナカマド

ニワナナカマドは、バラ科ホザキナナカマド属で、花言葉は怠りない心、慎重。高野山の目抜き通りにある蓮花院の歩道に面した外壁沿いで見られます。
木の大きさは3~4メートルほどで、枝先に枝分かれして、全体が円錐状に見える「円錐花序」を出し、5~7ミリの小さな花を穂状に多数つけています。ちっちゃなつぼみがとてもかわいく感じます。
葉は「奇数羽状複葉」と呼ばれ、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に一つの小葉がつくといった構成で、互い違いに生えています。この葉がナナカマドに似ていることから名付けられました。別名チンシバイ(珍至梅)ともいい、原産地は中国の華北だそうです。
羽状についた緑濃い葉の美しさと、白く泡立つような花が風情を引きたてることから、よく季節に咲く花と組み合わせて、生花に使われます。(H記)


更新日:2015年6月30日 火曜日 20:39

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