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「高野の花たち」(25)チャルメルソウ花言葉は謙遜

チャルメルソウ(哨吶草)は、ユキノシタ科チャルメルソウ属小型の多年生草木で、花言葉は「謙遜」。根出葉の間から長い穂を出し、小さな花をつけます。
花びらが羽のようにエレガントで、なかなか肉眼で細かいところまで見るのは困難ですが、ルーペで拡大してみると面白い花です。名前の由来は、チャルメルソウの果実が中国楽器のラッパである「ちゃるめる・ちゃるめら」に似ているところからといわれています。
チャルメル属は世界で20種類ほどあるそうですが、その半分以上は日本国有種で、地域性が強く、全国区はコチャルメルぐらいで、多くは限られた地域にしか分布しないそうです。
高野山にはチャルメルソウ、オオチャルメルソウ、コチャルメルソウが咲いていました。花は小さいので、葉を見るとわかりました。
ラッパのように上向きに開いた朔果をつけた種は、雨水の力で押し出され根付くそうです。湿潤な林の下に自生する小さな花、色合いも派手ではありませんが、ふと目に留まる可愛い花です。(M記)


更新日:2015年6月24日 水曜日 22:12

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