ウツボグサはシソ科ウツボグサ科で、初夏からまっすぐに伸びた四角形の花茎(かけい)の先に、短い花穂の重なった幅広い苞(ほう)の間から、紫色の唇形花(しんけいか)が咲きます。 花の名は、円筒形の花穂の形が、弓矢の矢を入れる靭(うつぼ)に似ていることから名付けられました。 花言葉は「協調性」。幅の広い苞が整然と並んだ特徴的な花穂の形をさしているようです。 花が咲き終わると、すぐに枯れた色になって残ることから、カコソウ(夏枯草)とも呼ばれ、利尿剤に使われます。また、暑気払いにカコソウを刻み、煎じてお茶代わりに飲用できます。この花は高野山町石道の周辺で多く見られます。(E記)