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坂岡さん&和太鼓♪来るよ~28日に重文・高野口小

聴覚障害者や非行少年のための和太鼓グループを結成・プロデビューさせるなど、国内外で活躍中の福井県武生市の「はぐるまの家」代表・坂岡嘉代子(さかおか・かよこ)さんが、和太鼓グループとともに、6月28日(日)、和歌山県橋本市にやってくる。橋本市制10周年記念事業として開かれる「講演&和太鼓演奏会」に出演するためで、主催者の橋本市青少年育成市民会議の辻本勉(つじもと・つとむ)会長は「少年たちを元気づけている、素晴らしい坂岡さんのお話を、ぜひお聴きください」と呼びかけている。入場無料。
坂岡さんは昭和21年(1946)、福井県今立町出身。16歳で脳脊椎膜炎を発病し、闘病生活を重ね、点字や手話などを習得。ろうあ者のために和太鼓グループを結成。同38年「和太鼓はぐるま」の名でプロデビューさせた。平成2年(1990)には、親子の駆け込み寺として「はぐるまの家」を設立。裁判所や児童相談所などの要請で、非行、不登校、家庭内暴力を受けた子供たちを引き取り、共に生活して更生させ、元気に社会へ送り出している。坂岡さんは「和太鼓はぐるま」を率い、海外でも刑務所など施設を慰問演奏、感謝されている。
今回の「講演&和太鼓演奏会」は、同市民会議と橋本市社会教育委員会議の主催で、同日午後1時20分~同3時半(受付開始は同1時)、橋本市高野口町の市立高野口小学校(国の重要文化財)体育館で開催される。
先ず、和歌山県立きのかわ支援学校の生徒や卒業生、保護者らでつくるチーム「響」が、演舞を披露してオープニング。平木哲郎(ひらき・てつろう)市長らが開会挨拶し、同市民会議が青少年育成に尽力した個人、団体を表彰。
この後、坂岡さんが「おちこぼれなんて一人もいない」と題して、約1時間講演する。和太鼓グループの活躍ぶりや、「はぐるまの家」の様子など、青少年育成に大切なことを聴くことができそう。
午後3時10分には「和太鼓はぐるま」メンバー約10人が登場して、迫力満点のバチさばきを披露。橋本市社会教育委員会議の佐藤律子(さとう・りつこ)議長が閉会の挨拶で締めくくる。司会は県立橋本高校2年生の林里香(はやし・りか)さんが務めることになっている。
問い合わせは橋本市教育委員会・社会教育課内事務局(電話=0736・33・6112)。
写真(上)は迫力の演奏を披露する「和太鼓はぐるま」。写真(中)は坂岡嘉代子さん。写真(下)はチーム「響」の演舞風景=お知らせチラシより。


更新日:2015年6月21日 日曜日 00:00

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