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<6月のスケッチ>長大な棚雲♪まるで晒(さらし)
和歌山県橋本地方は、梅雨入りして10日目の6月12日朝、紀の川南岸の国城山系の山々に、長大な棚雲(たなぐも)が発生し、雨季らしい絵画的な風景を呈した。
棚雲が発生したのは午前7時頃。東は橋本市隅田町から、西は九度山町まで、10数キロに及び、まるで長大で真っ白な晒(さらし=麻布・綿布)を、山腹伝いに棚引かせたよう。
その棚雲も、やがて形を変え、山襞(やまひだ)に入り込み、夢のように消えて、山河をバックにした市役所や商工会館など、市街地の風景も普段のすがたに戻る。
紀の川畔の「REST&CAFE 志野」玄関では、幾つもの夏燕が忙しく飛び交い、流域の植田では、早苗が青々と風になびく。午後3時頃には30度前後まで、気温が上昇して、蒸し暑い一日となった。
写真(上)は棚雲が棚引く国城山付近。写真(中)は長大な棚雲が国城山系の山々に棚引いている橋本市街地の光景。写真(下)は棚雲が変化しながら山襞に入り込んでいく光景。
更新日:2015年6月12日 金曜日 22:00