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歯は命の宝♪児童139人~橋本伊都でコンクール

子供たちの〝よい歯を讃える〟コンクールの草分け、和歌山県の伊都歯科医師会&伊都地方教育委員会連絡協議会共催の第63回「よい歯を育てるコンクール」が、歯と口の健康週間初日の6月4日、橋本市高野口町の市立高野口小学校体育館で開かれた。
橋本・伊都地方の小学校26校(1~6年)の代表児童計139人が参加。個人の部(学年別)と団体の部(学校)で、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手らが、子供たちの「虫歯」「歯ぐき」「歯並び」「歯磨き」について、減点方式で審査した。
その結果、個人の部は1年=福井すみの(ふくい・すみの、紀見小)、2年=藤森楓太(ふじもり・ふうた、九度山小)、3年=夏目日向(なつめ・ひなた、紀見小)、4年=新谷敦哉(しんたに・あつや、橋本小)、5年=山本和佳(やまもと・わか、妙寺小)、6年=城向蘭(しろむかい・らん、妙寺小)の皆さんが1位。2位には各学年ごとに2人、3位には同6人が選ばれた。団体の部は1位=妙寺小、2位=紀見小、3位=城山小に決まった。
参加した子供たちは、歯科医師の前で大きく口をあけて、ライトやミラー(歯鏡)でチェック受けた。緊張しながら、モニターテレビに口中が映し出され、歯科医師が「きれい、よく磨いてるね」と褒めると、子供たちはにっこり。とくに個人、団体で入賞、表彰された子供たちは、白い歯を輝かせていた。
この「よい歯を育てるコンクール」は、衛生環境が悪かった昭和28年(1953)、子供たちの口腔衛生・健康保持を目指して、全国で初めて開催。これまで子供たちのよい歯、健康づくりに尽力してきた功績が高く評価され、文部大臣、厚生大臣、日本歯科医師会、和歌山県知事の各表彰を受けている。
伊都歯科医師会の村上浩孝(むらかみ・ひろたか)会長は、開会挨拶で「皆さん、きょう学んだことは、お父さんやお母さん、家族の方々に、感謝の気持ちを込めて、丁寧に話し、一緒によい歯を育ててくださいね」と子供たちに語りかけた。
伊都歯科医師会・伊都医師会・伊都薬剤師会の三師会を代表して、来賓挨拶に立った伊都医師会の前田至規(まえだ・よしのり)会長は、「昨年、妙寺中学校が〝全日本学校歯科保健優良校表彰〟で、最高賞の文部科学大臣賞を受賞しましたが、これは皆様方の御尽力のお陰です」と敬意を表した。
また、「高齢者になると、脳こうそくや認知症、骨折などで〝寝たきり〟になりやすい」と説明。これを予防するには「しっかりと歯を磨き、食べ物をよく噛み、よく運動することです」と強調。子供たちは「わかりました」というように、大きく頷いていた。
写真(上)はよい歯のコンクールで審査を受ける子供たち。写真(中)は表彰された小学校1~6年の各クラスの優勝児童たち。写真(下)は団体の部1~3位に入賞し表彰された妙寺小、紀見小、城山小の各代表児童たちち。


更新日:2015年6月5日 金曜日 00:00

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