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「ゴンとの思い出」教えてね~高野山案内犬の心大切

和歌山県九度山町の世界遺産・女人高野別格本山「慈尊院(じそんいん)」=安念清邦(あんねん・せいほう)住職=の、今は亡き〝高野山の案内犬・ゴン〟物語などを紹介しているwebサイト「パンセ・ドゥ・高野山」(事務局・東京)は、新たに同web上で全国のゴンファンが語り合う「ゴンのコミュニティー広場」を開設した。プランナーの白鳥順一(しらとり・じゅんいち)さんは、「ゴンちゃんとの思い出などについて、文章に限らず、絵や音楽など、どんな方法でもいいので、紹介してほしい」と呼びかけている。
慈尊院は、弘法大師・空海の母を祀る、1200年もの歴史ある寺院。ゴンは紀州犬と柴犬の雑種で、1988年春、慈尊院に住みつき、連日、参拝者を高野山・金剛峯寺までの町石道(ちょういしみち)を先導。マムシが潜んでいると、吠えて知らせるなど、「お大師様の使いの名犬」として脚光を浴びた。2002年6月、老衰のため永眠したが、今なお同院境内の〝ゴンの彫像〟に手を合わせる人々は絶えない。
webサイト「パンセ・ドゥ・高野山(高野山の智恵)」(http://www.pensee-du-koyasan.com/)は、「ゴンのやさしい心」と「伝統宗教の智慧」に学び「自他共に幸せに」なるよう、情報を発信しようと開設。今回、その1コーナーとして「ゴンのコミュニティー広場」を立ち上げた。その目的は▽ゴンに魅せられた者が集い、ゴンへの思いを紹介する場▽ゴンへの思いや、ゴンに関わる情報を集め、分かちあう場▽人を励まし、自分も喜び、ゴンの心を伝え広めていく場にすることという。
白鳥さんは、「すでに『高野山の案内犬ゴンの歌』(シンガーソングライター・妙佳(taeka)さん&バンディ石田さん作詞作曲)が生まれ、6月5日(金)午後6時から、慈尊院でコンサートを開催。ハート出版からは、児童書『高野山の案内犬ゴン』(新装版)が出版され、さらに小説や映画化の企画も進んでいます」と説明。「もしも、ゴンちゃんと直接出会っていたり、生前のゴンちゃんを知っていたりする人は、その思い出やゴンちゃんへの思いについて、たとえ文章でなくても、絵やデザイン、音楽などでもいいので、投稿・紹介してほしい」と呼びかけている。
ゴンに関する情報は「ゴンのコミュニティ」のwebサイト下段にある投稿フォームか、メールで白鳥さん(gon@pensee-du-koyasan.com)へ。
郵送の場合は「ゴンのコミュニティ」=〒107-0062 東京都港区南青山5-12-3小田急南青山マンション304、(株)フィルムクレッセント内「ゴンと高野山体験」プロジェクト 白鳥さんへ。
写真(上、下)はゴンちゃんの紙芝居=画家・信木俊輔(のぶき・しゅんすけ)さん制作=より。写真(中)は慈尊院を訪れた映画会社社長らに「ゴンちゃん」の説明をする安念住職。


更新日:2015年6月3日 水曜日 00:00

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