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椎の花♪温泉から眺望~山峡、ハイカーら楽しく
大阪に近い〝山峡の温泉〟として知られる和歌山県橋本市矢倉脇115の温泉宿泊施設「紀伊見荘」の周辺で、今、椎(しい)の花が満開になり、自然を愛するハイカーらの目を楽しませている。
椎の花は、ブナ科の常緑高木で、この季節、長い淡黄色の花を咲かせる。同温泉は南海高野線・紀見峠駅近くにあり、温泉の窓から眺めると、新緑の山々が迫り、その中に満開の椎の花が、山麓の天王神社を、すっぽり覆っている。
また、視点を変えると、同神社の隣には〝とんち〟で名高い一休和尚の兄弟子・. 養叟(ようそう)和尚が住んだ養叟庵があり、そこから逆に紀伊見荘を振り返ると、その裏山の天辺(てっぺん)には、もこもこと斑状(まだらじょう)に、椎の花が盛り上がっている。
矢倉脇区「花の会」代表の森脇稔(もりわき・みのる)さんは、「大阪など都市部の人たちや、橋本市内の〝歩く会〟の皆さんも、近くの岩湧山や高山に遊びに来てくれます。新緑も、椎の花も、温泉も、ゆっくり楽しんでください」と言っている。
同温泉の日帰り入浴lは、料金が540円(税込)で、時間は毎週月曜~金曜の正午~午後10時(最終入館は同9時)。土曜、日曜、祝日は午前10時~午後3時(同2時)。6月8日、9日、10日は館内設備工事のため休館としている。
写真(上)は養叟庵=左=付近から眺めた紀伊見荘と裏山の椎の花。写真(中)は紀伊見荘・温泉から見える新緑の山に浮き出る椎の花。写真(下)は柿の葉陰の向こうに斑状に見える椎の花。
更新日:2015年5月12日 火曜日 00:00