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「高野の花たち」(5)春蘭、花言葉は気品や清純

シュンラン(春蘭)は、日本原産のランの中でも、最もよく知られるランである。そのため観賞用として、古くから栽培されてきた。
花言葉は気品、清純、飾らない心、控えめな美。
丘陵地や山地の乾燥したところに生える多年草。葉は線形で常緑(長さ20~50センチ、幅6~10ミリ)。縁に鋸歯(きょし)があり、ざらつく。
3~4月、根ぎわから花茎を立て、淡黄、緑色。唇弁(しんべん)は白色で、濃紅紫色の斑点のある花をつける。
地方によっては、ジジ、ババホクロなどとも呼ばれる。ここ伊都地方では、オキクボンサンという名で親しまれてきた。
花を摘んで、さっと熱湯を通し、塩漬けしたものを白湯(さゆ)に放つ「蘭湯」は、おめでたい席で用いられてきた。
その他、花を塩を加えた熱湯に通して、細かく刻み、炊き上がったご飯に、手早くかき混ぜて食べても、ほのかな香りがあって、おいしい。
写真は町石道沿いに咲いたシュンラン。(T記)


更新日:2015年4月24日 金曜日 21:21

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