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〝藤むすめ〟2人決定~子安地蔵寺、藤の見頃迫る
藤の寺として名高い和歌山県橋本市菖蒲谷94の高野山真言宗・子安地蔵寺=島田弘恭(しまだ・こうきょう)住職=の今年の「藤むすめ」に、橋本市南馬場の大学3回生・堀野晴佳(ほりの・はるか)さん(20)と、同市菖蒲谷の大学3回生・野下怜花(のした・れいか)さん(20)の2人が決まり、4月15日、報道陣にお披露目された。
同寺は〝関西花の寺25か所〟の1つで、元・紀州徳川家・安産祈願所。境内には花房が長く垂れる樹齢120年以上の「九尺藤(くしゃしくふじ)」や、色鮮やかな赤長藤(あかながふじ)、口紅藤(くちべにふじ)など、8種類25本の藤が咲く。
藤むすめは、藤の花のシーズン中、境内で参拝客の案内役を務め、4月26日(日)と同29日(祝)の両日、午前10時からと午後3時からの2回、同寺の「藤むすめ・撮影会」に出演する。雨天の場合は中止。
堀野さんと野下さんの2人は、前年の藤むすめ井上彩香(いのうえ・あやか)さん(24)とバトンタッチ。井上さんから「藤むすめ」と染め抜いたタスキを掛けてもらい、報道陣のカメラに向かって、笑顔を輝かせていた。
堀野さんと野下さんは、藤むすめに選ばれたことを、先ず家族に感謝し、「母から花のことを教わり、花が大好きです」「藤の花の魅力や、橋本の名所、食べ物についても紹介したい」と、張り切っていた。
同寺によると、今、藤の花がつぼみ始めたところで、天候次第だが、4月下旬からゴールデンウイーク中が、見頃となりそう。
ちょうど世界遺産・高野山では、弘法大師・空海の高野山開創1200年記念大法会(~5月21日)が営まれており、島田住職は「藤の花をご覧になった後は、ぜひ高野山に参拝され、先に高野参拝された方々は、ぜひ、山麓の当寺へ立ち寄ってほしいです」と話していた。
「藤の花の開花情報」(電話0736・34・2487)は連日流している。
駐車場は約120台の収容スペースがあり、料金は300円。交通の便は、電車の場合=南海高野線・御幸辻駅で下車し、徒歩約30分。同・林間田園都市駅か橋本駅で下車、タクシーで約15分。JR和歌山線・橋本駅で下車、タクシーで約15分。
車の場合=大阪方面からは、国道371号(橋本バイパス)を南下して、南海高野線・御幸辻駅から西へ約5分。和歌山市方面からは、国道24号の橋本市岸上の信号から北へ約7分。
入山料は300円(中学生以上)。問い合わせは同寺(0736・32・1774)へ。
写真(上)は子安地蔵寺の藤むすめに決まった堀野さん=左=と野下さん=右は前年の藤むすめ井上さん。写真(中、下)は藤むすめの堀野さん、野下さん。