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大工方が舞う組子地車も~池田さん和歌山市で作品展

和歌山県橋本市の木工芸家・池田秀峯(いけだ・しゅうほう)さん(68)が製作した和歌山県の伝統的工芸品を紹介する「紀州高野組子細工展」が、4月6日(月)~同12日(日)、和歌山市本町2丁目1番地のフォルテワジマ2階で開かれる。今回は、同郷の創作人形の指導者・新家智子(しんけ・さとこ)さん作の大工方(だいくかた)を屋根に乗せた、珍しい組子細工の地車(だんじり)も初出展することにし、「皆さんに〝もの作り〟の素晴らしさを感じてほしい」と言っている。入場無料。
初出展する地車は、高さ約40センチ、幅約30センチ、長さ約70センチの大きさ。本体は高野杉製で、両サイドの飾りに、高野ヒノキ製の紀州高野組子細工を施した。前後に梃子(てこ)があり、真っ赤な幕や、「御祭禮」と記した旗を取り付け、大屋根では新家さん作の、鉢巻を巻いた茶髪の大工方が、真っ白なハッピ姿で、ウチワ両手に躍動している。
また、高野山開創1200年記念大法会(~5月21日)にちなんで、高野山の土産品として作った置物「高野山の根本大塔」(高さ21センチ、台の厚さ3センチ)のほか、衝立(ついたて)「木立に富士」(高さ1・35メートル、幅1・4メートル)や、屏風(びょうぶ)「波浪富士」(同50センチ、同65センチ)、大小の切子灯籠(きりこどうろう)、短冊掛けなど計約20点を出展する予定。
展示は午前10時~午後4時だが、4月6日は正午~午後4時。また、4月11日(土)午後2時からは、池田さんの「ギャラリートーク・作品解説」が行われる。
池田さんは昭和21年(1946)橋本市生まれ。父が創設した池田清吉(せいきち)建具の2代目。伝統的組子細工を基本に、色彩の異なる木々の組子を素材にして、独自の〝きのくに・ちぎれはめ込め技法〟を編み出した。
現在、高野山金剛峯寺承認/厚生労働省認定一級技能師、和歌山大学学生自主創造センターシニアアドバイザー、和歌山県職業訓練指導員、厚労省ものづくりマスター。
平成9年、天皇・皇后両陛下の御来県記念に勇壮な鯨(くじら)の姿を表した衝立(ついたて)「勇泳」を、同11年には明治神宮に額「桜漫(ろうまん)の冨士」を献上している。
写真(上)は新家さん作の大工方が躍動し、池田さんが組子細工を施した珍しいミニ地車。写真(中)は高野山開創1200年記念大法会の土産品として作った紀州組子細工・置物「高野山の根本大塔」。写真(下)は組子細工の切子灯籠。

更新日:2015年4月5日 日曜日 00:00

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