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珍しい「魚まき」に大歓声~橋本の旧初午の人気行事

旧・初午(はつうま)の3月31日、和歌山県橋本市賢堂1114の1、奈和建設の乾芳之(いぬい・よしゆき)社長(54)は、全国でも珍しく、鯖(さば)や秋刀魚(さんま)などを大量にまいて、参加した大勢の市民を喜ばせた。
用意したのは、鯖(体長約40センチ)が30匹、秋刀魚(同25センチ)は60匹。ほかに餅15臼をはじめ、うどん玉やコンニャク、天ぷら、お菓子、パンなど、種類もバラエティーに富んでいる。
乾社長は同社向いのガレージの屋根から、「本日は好天に恵まれ、大勢のご参加、ありがとう。これは皆様の幸せを祈る恒例行事ですが、これからも続けていきます」と挨拶すると、大勢の市民から「たのむよー」と、大拍手が起きた。
この後、乾社長と妻・喜代美(きよみ)さん(51)、長男(27)と二男(25)が、先ず、餅まきやお菓子まきを行い、最後に乾社長が、喜代美さんから鯖や秋刀魚を受け取り、次々と空高く投げると、待ち構えた善男善女は「こっちへ投げて」「わあ、すごい」と大歓声。大きな鯖や秋刀魚が、高らかに宙を舞い、運よく拾えた女性や子供たちは、「見て、見て」「これすごいやろと、目を輝かせていた。
この行事は平成11年(1999)、乾社長が41歳の厄年から毎年、旧・初午に「魚まき」を実施、絶やさず続けてきた。「このように、皆さんの笑顔を拝見すると、やめられません。来年も必ず〝餅まき〟ならぬ〝魚まき〟をやりたい」と張り切っていた。
問い合わせは同社(0736・32・3733)へ。
写真(上、中)は〝餅まき〟ならぬ〝魚まき〟をする乾社長の一家。写真(下)は「こんなに大きな鯖をまきますよ」と紹介してくれる女性。周辺には準備されたお菓子やうどん玉などでいっぱい。


更新日:2015年4月1日 水曜日 00:00

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