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〝魔の交差点〟に信号機完成!~橋本体育館南の交差点

交通事故が多発していた和歌山県橋本市原田の京奈和自動車道の上に架かる、原田跨道橋(はらだこどうきょう)南詰の交差点に初めて信号機が設置された。ここは同自動車道の側道と、県立橋本体育館の南を走る道路との交差点。見通しが悪く〝魔の交差点〟と恐れられていたが、ドライバーは「信号機設置で一安心」と胸をなでおろしている。
同側道は、平成24年(2012)末に同跨道橋南詰交差点~京奈和自動車道の橋本インター付近間が完成。同25年2月には一部工事区間も完成し、同市隅田町中島~同市高野口町名倉間の〝京奈和側道〟が全線開通した。
周辺には県立橋本体育館のほか、県立古佐田丘中学校、県立橋本高校、JR・南海橋本駅などがあり、新・旧市街地を結ぶ幹線道路の交差地点だけに交通量が激増。スポーツ大会の参加者や、小中高校生の往来も激しい。
とくに同交差点は、側道、跨道橋の双方車両から、まったく見通しが悪く、スピードを落とさない車の一部は、出会いがしらに衝突。橋本署によると、平成26年1月~12月の交通事故(人身事故)は7件にのぼっている。このことから無届の物損事故についても、かなりの多さと類推される。
今回、設置されたのは「定周期(ていしゅうき)」と呼ばれる信号機で、これは昼夜を問わず、青、黄、赤の信号が、規則正しく点灯する種類の信号機。すでに2枚のカーブミラーと横断歩道が設けられていて、安全性は確実に高まっている。
地元住民は、側道建設中の段階から、「側道を走る車はスピードを出し過ぎるので怖い」と、橋本市を通じて信号機設置を要望。今回、同交差点の交通量が激増した後、約2年ぶりに住民の「悲願」が実ったことになる。ドライバーらは「中には信号無視の暴走車もあるので、100パーセントは安心できないが、これでほぼ安心して走れるようになったと思う」と喜んでいる。
写真(上、下)は原田跨道橋の南詰に新設された定周期信号機。写真(中)は「安全運転」を呼び掛ける看板。


更新日:2015年3月14日 土曜日 00:00

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