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早春♪メジロが食事~「香門」わき~ヒヨドリ退散

和歌山県橋本市紀見493の23、カフェ&スイーツ「香門(かもん)」わきで、野鳥の餌場(えさば)やハナミズキ(花水木)に、今、沢山のメジロが〝食事〟に集まって来て、お客を楽しませている。珍しいのは「香門」のママや顧客が、たとえ餌場の近くにいても、メジロたちは怖がらず、餌をついばみに来ることで、「まことに微笑ましい光景」として喜ばれている。
「香門」は約37年前に同市隅田町に開店し、約10年前に現在地に新築移転オープンした。この時、店舗の北西側にハナミズキ約10本を植栽、ポール上に東家(あずまや)を据え付けたような形の野鳥の餌場を作った。
以来、「香門」のママや顧客らが、ミカンを輪切りにするなどして、餌場に置いたり、ハナミズキの枝に刺したり。すると毎年2月下旬から、ハナミズキの花が咲く5月頃まで、メジロが次々と集まり、餌をついばむ。そこへ獰猛(どうもう)なヒヨドリが襲来し、たちまちメジロをけ散らして、わがもの顔にふるまう。
このヒヨドリの横暴ぶりに驚いた、ママと顧客は、その都度、根気よく店の表へ出て、手を叩くなどして、ヒヨドリを追い払ってきた。メジロたちは、この様子を、近くの木々の茂みから観察。今では、ママや顧客がそばにいる限り、ヒヨドリは恐れをなして、絶対来ないと学習。安心して飛来し、ミカンの味を堪能している。
この光景は、店舗の窓から、目鼻先に眺められ、お客はコーヒーカップ片手に「おお、来てる、来てる!」と、思わず息をひそめる。ママは「どんな野鳥でも、ミカンをおいしく味わってくれたら、それでいいのですが、そのままにしておくと、全部ヒヨドリに食べられます。その点、メジロは控えめで、果肉を綺麗についばんでくれますよ」と、目を細めていた。
「香門」は金曜が定休日。場所は県立橋本体育館~橋本市民病院方面間の道路沿いにある。
写真(上、下)はミカンをついばむメジロ。写真(中)は、「香門」の窓から見える、2羽のメジロがそれぞれミカンをついばむ風景。


更新日:2015年3月8日 日曜日 00:00

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