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絵馬は道真公に奉納~学文路天満宮~境内から移す

〝学問の神様〟として尊崇される菅原道真(すがわら・みちざね)公を祀る和歌山県橋本市南馬場の学文路(かむろ)天満宮は、これまで境内の掛け棚に吊るしていた「合格祈願」や「合格御礼」の絵馬を本殿に奉納することに変更した。菅野一三(すがの・いつぞう)宮司は、「祈願や御礼絵馬は、すべてプライベートなものなので、受験生やご家族の御心を考え、人目につかないよう配慮しました」と言っている。
同天満宮は天治元年(1124)に創建。主祭神・道真公は〝学問の神様〟〝和歌の神様〟〝書道の神様〟として尊崇され、毎年、受験シーズンには、近府県から多くの受験生や家族連れらが参拝している。
受験前には、道真公の絵入りの「合格祈願」の絵馬、受験後は心という文字入りの「合格御礼」の絵馬を、社務所で受け取り、各自、願文(がんもん)や住所、氏名などを記して、境内西側の掛け棚に吊るしてきた。同天満宮では今回、個人情報を配慮し、その両絵馬とも、すべて本殿前に奉納。道真公以外は、誰の目にも触れないようにしたという。
同天満宮では、今、道真公が愛した紅梅、白梅が開花し始め、白椿も凛々しく咲き、ここしばらく見頃が続きそう。菅野宮司は「受験生には厳しい春であると同時に、花の綺麗な季節でもあります。どうぞお気軽に、お立ち寄りください」と言っている。
合格祈願絵馬は1枚600円、合格御礼絵馬は1枚500円。問い合わせは同神社(電話0736・32・5582)へ。
写真(上)は学文路天満宮で開花した白梅。写真(中)すべての絵馬が本殿に移され「おみくじ」が結ばれている境内の掛け棚。写真(下)は同天満宮のそばに咲いた清楚な白椿。


更新日:2015年3月3日 火曜日 00:00

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