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「鬼は外!」と福豆投げる~今年も健康長寿で楽しく

和歌山県橋本市隅田町中島の特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」=堀畑光久(ほりはた・みつひさ)理事長=で、節分の日の2月3日、恒例の「豆まき行事」が行われ、利用する高齢者約200人の健康長寿を祈った。
この日、天佳苑のあるフロアでは、介護主任の平野直樹(ひらの・なおき)さん指揮のもと、介護士の丹生真也(にゅう・しんや)さんと、松下朋晃(まつした・ともあき)さんが、鬼の面を被り、約20人の高齢者の前に登場。
2匹の鬼が大の字になって「ガォ~ッ」と迫るたびに、高齢者らは「鬼は外、福は内」と腹に気合を込め、コップに準備した福豆を投げつける。鬼が「痛い、痛い」と大げさに泣いて、小さくなると、高齢者らは「それ!鬼は外」と、元気にたたみかけていた。
また、昼食には恵方巻(えほうまき)、おやつの時間には、目の前で焼いてもらった〝とんぺい焼き〟を味わい、今年の恵方〝西南西の福〟を呼び込む。近くには高齢者の俳句「鬼は外豆なげつけて戸をしめる」(松本フミヱさん)や「福は内子供の声で福が来る」(東谷輝男さん)などが掲げられている。
丹生さんは「皆さんが鬼と出会って、それが楽しい刺激になり、豆まきをすることで、軽い運動にもなりました。明日4日は立春ですが、きょうは皆さんに、1年の節目を感じてもらえたと思います」と話し、高齢者を見守っていた。
写真(上)は高齢者から福豆を浴びる2匹の鬼たち。写真(中)は〝とんぺい焼き〟を焼く介護士。写真(下)は高齢者の席を回る2匹の鬼たち。


更新日:2015年2月4日 水曜日 00:00

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