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〝寒の雨〟郷土を洗う~橋本~竜巻など免れる

和歌山県橋本・伊都地方は1月15日午前9時17分、やや激しい〝寒の雨〟に見舞われ、橋本市の〝防災はしもと〟は「竜巻・雷・注意情報」を出して、市民に警戒を呼び掛けた。その後、雷鳴が数回とどろき、雨も断続的に降り続いたが、夕刻には何事もなく、雨に洗われた郷土風景が広がった。
この日、同市恋野の浮御堂のある池では、大粒の雨が無数の波紋をつくり、雷鳴が響くと野鳥の群れが茂みに隠れる。古民家風カフェ&レストランの軒下では、一匹の猫が、雨宿りの場所をさがしていた。
京奈和自動車道・橋本IC付近では、道路が水浸しになり、車はすべてノロノロ運転。それでも少雨になると、遥か彼方の「城山」が、雨雲に霞んで見えた。同市賢堂の定福寺から高野山に登る「黒河道(くろこみち)」で、北の方を眺望すると、紀の川の水量は、ほとんど普段と変わりなし。遠くの三石山には、雨雲が垂れこめていたが、橋本駅や市役所周辺の町並みは、きれいに雨に洗われて、1月半ばの冬景色を見せていた。
同市東家の愛宕山(あたごさん)では、地元有志「あたご会」主催の〝どんど焼き〟神事が、雨上がりを待って行われ、しめ縄やお札、おみくじなどを投げ入れた。参加した女性は「運よく、雨の間隙を縫って、今年も無事、神事ができました。これできっといい年になります」と喜んでいた。
写真(上)は雨雲が垂れこめた三石山と橋本市役所周辺の町並み。写真(中)は雨でびしょ濡れの京奈和自動車道・橋本IC付近の国道371号。写真(下)は普段と変わりない橋本橋付近の紀の川と橋本駅周辺の町並み。


更新日:2015年1月16日 金曜日 00:00

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