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高山〝山茶花ロード〟満開~高野・大峯の雪嶺も遠望

和歌山県橋本市矢倉脇の高山(たかやま=標高約450メートル)の山道沿いで今、沢山の山茶花(さざんか)が見頃を迎え、ハイカーの心を潤している。高山森林公園整備ボランティアの森脇稔(もりわき・みのる)さんは「ここからは山茶花とともに、高野山や大峯山などの雪嶺(せつれい)も遠望できます」と、高山ハイキングを推奨している。
高山は、金剛生駒紀泉(こんごう・いこま・きせん)国定公園の一角で、山茶花は昭和40年(1965)代に矢倉脇の住民が、昔、一休禅師の兄弟子の居住した地元「養叟庵(ようそうあん)」~三石山(みついしやま)登山口間(約1キロ)の山道脇に5、6メートル間隔で植樹。その年輪は40数年ということになる。
この「山茶花ロード」を登ると、山頂付近ではピンクや白の山茶花が、初冬の日差しを浴びて、楚々と花びらを広げ、眼下には橋本の町並み、遠くには冠雪の高野山、大峯山を展望できる。途中の杉・ヒノキ林では、山茶花が木漏れ日の中で、ひっそりと開花。幾つもの蕾(つぼみ)を従えている。
一方、高山山麓の温泉宿泊施設「紀伊見荘」の庭園でも、ピンクや白の山茶花が満開で、ハイカーらは高山で山茶花と出会い、さらに温泉入浴の後も、山茶花を眺めて、帰路に就くことになる。森脇さんは「この山茶花の開花シーズンは長く、来年2月頃まで見頃が続きます」と話している。
日を浴びて山茶花ものをいう如し(水津順風)
写真(上)は大峯山系と橋本の町並みを背景に咲いた高山山頂付近の山茶花。写真(中)は高山〝山茶花ロード〟で開花したピンクの山茶花。写真(中)日を浴びると独特の温かみを見せるピンクの山茶花。


更新日:2014年12月8日 月曜日 00:00

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