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紀北工業高校が近畿大会V4~マイコンカーラリー
和歌山県橋本市の県立紀北工業高校・ものづくり研究部は、第16回マイコンカーラリー近畿大会・アドバンスクラス団体の部で、3年ぶり4回目の優勝を飾った。アドバンスクラスやベーシッククラスで入賞した同部の3人は、来年1月に北海道で開かれる同全国大会に出場する。顧問の中岡進(なかおか・すすむ)教諭は「全国大会では、上位入賞を目指し、さらに部員の研究心を深めたい」と話した。
近畿工業高校長協会、同実行委共催で、大会は11月22日、大阪府茨木市の府立茨木工科高校で、アドバンスクラス72台、ベーシッククラス141台が出場。各自が独自製作したマイコン搭載の車(ロボット)で、1周50メートルのラインで、スピードを競った。
紀北工業高校からは計20台が出場。アドバンスクラスで同部の2年・林秀尚(はやし・ひでひさ)さんが4位(予選2位)、同2年・森本理加(もりもと・りか)さんがベスト8(ベストタイム賞・予選1位)、同2年・上英哉(うえ・ひでや)さんがベスト8(予選7位)。ベーシッククラスで同部2年・奥はる香(おく・はるか)さんがベスト8(予選4位)の成績。アドバンスクラスでは、予選タイム上位3台による合計タイムで1位となり、団体戦を制した。
この成績により、アドバンスクラスの林さんと森本さん、ベーシッククラスの奥さんの計3人が、1月11日、新札幌サンピアザで開かれる全国大会(全国工業高校長協会、同実行委共催)に出場することが決まった。
林さんは「とてもうれしいです。全国大会では、必ず、ひと花咲かせたい」と誓い、奥さんは「さっそくプログラムを調整し、全力で戦いたい」と張り切っている。
中岡教諭は「過去、何回も全国制覇に挑んだが、そう簡単ではない。今は上位入賞を狙い、全力を出したい」と話した。
写真(上、下)は第16回マイコンカーラリーで優勝を飾った県立紀北工業高校・ものづくり研究部の(左から)上さん、奥さん、森本さん、林さん。写真(中)はライン上に輝く県立紀北工業高校・ものづくり研究部のマイコンカー。