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笛太鼓やチンドン屋♪~高齢者の秋祭り~健康長寿で

和歌山県橋本市隅田町の県内最大級の特別養護老人ホーム「ひかり苑・天佳苑」で9月23日、笛・太鼓やチンドン屋などボランティア参加の「秋祭り~2014」が開かれ、大勢の施設利用者や、その家族らが秋本番を楽しんだ。堀畑光久(ほりはた・みつひさ)理事長は「これからも四季折々のイベントを企画し、皆さんの健康長寿を心がけたい」と誓っていた。
この日は雲一つない秋晴れの中、「ひかり苑」の秋祭りが行われ、利用者約130人と、その家族らが、施設の日陰に車椅子などで集合。そのすぐ前の秋日差しの中で、紅白幕に飾られた櫓(やぐら)に3台の太鼓が用意され、隅田八幡神社・だんじり振興会「宝だんじり」=増田大輔(ますだ・だいすけ)会長=青年部の男女15人がハッピ姿で登場。太鼓と笛の音で、「祇園囃子(ぎおんばやし)」など7曲を披露すると、高齢者らは同神社の名物〝担ぎ屋台(かつぎだんじり)〟を思い出しながら、体で拍子をとっていた。

施設内では、素人集団・橋本ちんどん笑会のチンドン屋が、派手な衣装に身を飾り、三味線や太鼓、クラリネットなどの鳴り物入りで練り歩く。プロの役者の前川潔(まえかわ・きよし)さんが、懐かしい昭和歌謡を歌う。ボランティア参加の「ココナッツ」がウクレレ、「マナ」がダンスを披露する。施設職員がハンドベル演奏や、影絵を上演すると、高齢者らは心を浮き浮きさせ、明るい表情を見せていた。

橋本市内の福祉施設や、小学校運動会などで、笛や太鼓の演奏活動を続けている「宝だんじり」の増田会長は「きょうは天気も良く、元気いっぱい演奏できました。皆さんが幸せな日々を過ごせますよう祈っています」と話した。

一方、「天佳苑」でも先週、秋祭りを開き、花見や七夕まつりなど施設内のイベント風景をスクリーンに上映。施設職員が素人相撲を披露したり、郷土の踊り「紀ノ川やっちょん」を踊って見せたり。利用者ら100数十人が秋のひとときを満喫した。

写真(上)は「祇園囃子」などの笛・太鼓を演奏する「宝だんじり」の若衆たち。写真(中)はハンドベルで「虫の声」を演奏する施設職員ら。写真(下)はユーモラスに楽器演奏を繰り広げる素人集団・チンドン屋の皆さん。


更新日:2014年9月24日 水曜日 00:00

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