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友人ら「身代わり猿」に大喜び~宇佐美さん手作り
〝古布(こふ)ちりめん細工〟が趣味の和歌山県橋本市橋本の主婦・宇佐美近榮(うさみ・ちかえ)さん(80)は、この約15年間、手作り・ちりめん細工「身代わり猿」を、約90人の友人知己に贈り、喜ばれている。
この「身代わり猿」は、鮮やかな紐(ひも)に、真っ赤なちりめんで作った5匹の猿を吊るした飾り物で、赤い色はめでたさ、猿は「禍(わざわい)去る」「病(やまい)去る」などの、魔除けの意味が込められている。
宇佐美さんは、もともとJR・南海橋本駅前で、老舗「日の出食堂」を経営していたが、店を閉じた後、平成11年(1999)頃から、地元の村嶋蓉子(むらしま・ようこ)先生に古布・ちりめん細工を教わり、自宅でいろんな作品作りに励んできた。
身代わり猿のほかには、お雛さまや五月人形、十二支、福助、花々、など宝船、お地蔵さま、蟹(かに)、西瓜(すいか)、茄子(なす)、胡瓜(きゅうり)など、その数、約1000点にのぼりそう。
プレゼントした「身代わり猿」は、各家庭の玄関や部屋に飾られ、友人知己らは「かわいいし、魔除けになる」と大喜び。また、他の作品は、季節ごとに趣をかえて、自宅玄関に設けたジャンボ飾り棚に飾り、「まあ、きれい」と、訪問客を楽しませている。
宇佐美さんは「丹精込めて、ちりめん細工に挑んでいる時が、とても幸せです。これからも身代わり猿を作り、皆さんに喜んでいただきたい」と、明るい笑顔で話していた。
写真(上)は宇佐美さん手作りの飾り物「身代わり猿」。写真(中)は宇佐美さん宅玄関内の飾り棚に飾られた古布ちりめん細工の品々。写真(下)は宇佐美さんの素敵な作品の数々。
更新日:2014年9月22日 月曜日 23:15