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重陽の節句&十六夜の月~妙楽寺で勤行・法話

和歌山県橋本市東家の真言律宗・妙楽寺=岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職=で、9月9日夜、地元の善男善女約20人が集まり、〝十六夜の月〟と〝重陽の節句〟を兼ねた勤行・法話が厳かに営まれた。
岩西住職は善男善女とともに、祭壇に祭られた日光、月光菩薩、弘法大師、不動明王像に向かって、般若心経を唱えた後、法話を開始。
満月を描いた掛け軸「月輪観(がちりんかん)本尊」を掲示して、「月輪観とは、清らかな月を見つめて〝わが心は月輪〟と感じ、さらに月輪となった心を無限に広げて〝宇宙即ちわが心〟を体得すること」と説明した。
さらに「月輪観本尊」に向い、正しく座る調身(ちょうしん=座法)、正しく呼吸する調息(ちょうそく=調気・浄化呼吸法)、半眼で「月輪観本尊」を観る正観(しょうかん=正しく月輪を観じる)、最後に出定(しゅつじょう=瞑想から戻る)するという実修作法を話し、できれば各自、実践するよう薦めた。
この後、岩西住職の案内で、全員、表に出て、境内に用意された長椅子に着座。鐘楼門の東の空は一面、鱗雲(うろこぐも)がおおい、十六夜の月が輝いている。

岩西住職が、ろうそくに火をともし、祈りをささげた後、善男善女は、橋本市柏原の料理研究家・北村和夫(きたむら・かずお)さん献上の「菊酒(きくざけ)」を回し飲みしたり、月見団子を頬張ったりして、空を見上げる。
十六夜の月は、みるみる中天に向かい、鯱(しゃちほこ)に飾られた鐘楼門を照らし、周囲からは、無数の虫の音が全身にしみてくる。善男善女は、やや涼しくなった夜風の中で、妙楽寺の秋本番を満喫していた。

写真(上、下)は妙楽寺の東の空をおおう鱗雲と、こうこうと輝く十六夜の月。写真(中)は善男善女に「月輪観」についてを説明する岩西住職=左。

更新日:2014年9月10日 水曜日 00:00

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