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花火の大輪、小雨の空に~サマーボール傘傘傘の波

紀の川の火と水の祭典、第2回「紀の川橋本 SUMMER BALL(サマーボール) 」は、8月2日、和歌山県橋本市の南馬場緑地広場(紀の川河川敷)で、予定通り開催された。

この日は朝から雨に見舞われたが、同実行委員会=前田陽一郎(まえだ・よういちろう)委員長=は、夕刻には天候が回復するという気象情報に基づき、開催を決定。

午後には竜巻情報まで出たものの、慎重にイベントを進行させ、やっと小雨となった午後8時半には、予定より30分遅れで、名物・花火大会も実施。観光客は、厳しくも楽しい、真夏の祭典を経験した。
サマーボールは、午後3時から開催。素人集団・橋本ちんどん笑会のチンドン屋さんが、鳴物入りでユーモラスに祭典を盛り上げ、子供たちはダンスやバトントワリングを披露し、「はしもとこどもわぁるど」という水かけゲームではしゃいだ。

また、FMはしもと・パーソナリティーのジョンテラ子さんが総合司会、郷土出身の歌手・岡本愛美(おかもと・えみ)さんと浦部陽介(うらべ・ようすけ)さんがキャプテンを務める「市民歌合戦」を展開。岡本さんと浦部さんがオリジナル曲などを披露して喝采を浴びた。
サマーボール式典では、平木哲朗(ひらき・てつろう)大会長(市長)が「きょうは悪天候ですが、くれぐれもケガのないように。このサマーボールが、市民に愛され、定着しますように」と希望を述べ、前田実行委員長は「この祭典は橋本商工会議所、高野口商工会など、多くの方々のご協力で開催しています。あいにくの天気ですが、ゆっくり楽しんでください」と挨拶した。

花火大会は、少雨となった午後8時半から、約30分遅れで開始。〝ジャンボな8号玉〟など約5000発の花火が打ち上げられた。雨にもかかわらず、紀の川堤防や橋本高野橋、流域の山々の中腹などは、雨傘をさした見物客でいっぱい。

山河や市街地のビルに、ドーンと花火音がとどろき、夜空に大輪の花が開くたびに、人垣から「おおーっ」とどよめきが起きていた。

橋本商工会議所の畑野富雄(はたの。とみお)会頭は「雨は大変でしたが、その代わり気温は下がったので、イベントも花火も楽しめたと思います」と、ほっとしていた。

写真(上)はサマーボール2014の打ち上げ花火を見物する人々=紀の川の橋本高野橋で。写真(中)はステージで挨拶する平木哲朗市長。写真(下)は南馬場緑地広場のイベント会場を見ながら、雨傘にゆかた姿で堤防を行く女性たち。


更新日:2014年8月3日 日曜日 00:00

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