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高野山、噴水に涼風~台風一過、下界より5度低く

台風8号が去った7月11日の和歌山県橋本・伊都地方は、最高気温30度ラインを突破して真夏日となったが、そこに聳える世界遺産・高野山(標高約900メートル)では、山麓よりも約5度も低く、壇上伽藍近くの蓮池では、文字通り蓮(はす)の花形をした噴水が噴き上げて、〝涼風の夏高野〟を感じさせた。

この蓮池は、高野山真言宗総本山・金剛峯寺から、参道の蛇腹道(じゃばらみち)を経て、真言密教のシンボル・根本大塔や、国宝・不動堂などのある壇上伽藍の脇にある。

噴水は、蓮池の中央から逆円錐形に、高さ約1・5メートルの位置まで水を噴き上げていて、水の落下点では、直径約10メートルの円形に波立ち、輝いている。まさに大きく開いた蓮の花、蓮の葉を連想させている。

池畔には、平家物語の冒頭にある沙羅双樹(さらそうじゅ)を植栽しているが、まだ開花には至らず、下界より約1か月遅れで、ひときわ鮮やかに紫陽花(あじさい)が咲いている。やがて、僧侶の打ち鳴らす、通称「高野四郎(こうやしろう=大塔の鐘)」の音が、いんいんと聴こえてくる。

訪れる参拝・観光客らは、樹林の陰から、涼風を呼ぶ噴水を眺めて一息ついていた。

なお、すぐ近くの霊宝館では、7月13日(日)まで春期企画展「火災と高野山 よみがえるその歴史と暮らし」を開催。同19日(土)~10月5日(日)は第35回「高野山大寶蔵展「山の至宝」が開かれ、今回は重文・阿閦(あしゅく)如来立像(飛鳥時代・親王院蔵)が初展示される。

写真(上)は朱塗りの橋の擬宝珠から見た蓮池の噴水=向うは根本大塔や国宝・不動堂。写真(中)は台風一過、涼風を呼ぶ逆円錐形の噴水。写真(下)は紫陽花の陰から望む蓮池の見事な噴水。

更新日:2014年7月12日 土曜日 00:00

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