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カブトエビ!水田に復活~自然農法・中山さん感激

〝生きた化石〟と言われる「カブトエビ(兜海老)」が、和歌山県橋本市恋野で自然農法を実践している中山隆士(なかやま・たかし)さん(58)の水田で確認され、「すごい!」と評判になっている。中山さんは「自然農法の水田で、カブトエビが復活したのは、この水田の米が、安全安心である証明です」と喜んでいる。

カブトエビが確認されたのは、中山さん方北側の5アールの水田。6月8日に田植えをした後、22日頃に体長1~3センチのカブトエビ数匹を発見。今では、しっかり根付いた苗の1株ごとに、約1匹ずつの割合で、水底を這い回っている。

同時に今では珍しくなったタニシ(田螺)の姿も確認され、それ以外にも、カエルやアメンボ、クサトリムシなどの水生生物が無数に泳ぎ回っている。

中山さんは元々、橋本市役所近くで20年数年間〝カイロプラクティック〟を開院していた療術師だが、平成22年(2010)以降、自宅周辺の田畑で、農業一筋に打ち込み、収穫した〝自然農法米〟は市内の産直市場で販売している。

中山さんは「現在、畑ではナスやトマト、スイカを無農薬栽培していますが、水田でも可能な限りの減農薬栽培を実践しています。今回、カブトエビが復活してくれたことで、安全安心な米を提供できると思い、安堵しています」と話していた。

問い合わせは中山さん(携帯電話=090・8520・2768)。

写真(上、中)は中山さんの水田で、早苗の根元を泳ぎ回るカブトエビ。写真(下)はカブトエビが生息するようになった中山さんの清らかな水田。


更新日:2014年6月29日 日曜日 00:00

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