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よい歯で活発♪子供たち~橋本伊都でコンクール

子供たちの〝よい歯を讃える〟コンクールの草分けである、和歌山県の伊都歯科医師会&伊都地方教育委員会連絡協議会共催の第62回「よい歯を育てるコンクール」が、歯と口の健康週間中の6月5日、橋本市高野口町の市立高野口小学校体育館で開かれた。

橋本・伊都地方の小学校26校(1~6年)の代表児童計142人が参加。個人の部(学年別)と団体の部(学校)で、歯科医師54人と歯科衛生士、歯科助手らが、子供たちの「虫歯」「歯ぐき」「歯並び」「歯磨き」について、減点方式で審査した。

その結果、個人の部は1年=浅田悠太(あさだ・ゆうた=境原小)、2年=多田羅心巴(たたら・このは=三石小)、3年=塩山修平(しおやま・しゅうへい=信太小)、4年=根来真優(ねごろ・まひろ=城山小)、5年=北林日愛(きたばやし・ひなり=九度山小)、6年=山本智哉(やまもと・ともや=妙寺小)の皆さんが1位。2位には各学年ごとに2人、3位には同6人が選ばれた。団体の部は1位=妙寺小、2位=橋本小、3位=三石小に決まった。

参加した子供たちは、やや不安そうに歯科医師の前で大きく口をあけていたが、ミラー(歯鏡)やライトを使ってチェック受けた後は、級友たちと白い歯を見せあうなど大はしゃぎ。優良と認められた子供たちが、表彰式で檀上に上がると、会場から大きな拍手が起きていた。

この「よい歯を育てるコンクール」は、戦後、衛生環境が悪くなっていた昭和28年(1953)、子供たちの口腔衛生・健康保持を目指して、全国で初めて開催。以来、子供たちのよい歯、健康づくりに尽力してきた。その功績が高く評価され、文部大臣、厚生大臣、日本歯科医師会、和歌山県知事の各表彰を受けている。

伊都歯科医師会の中島毅(なかじま・つよし)会長は「この長い歴史と伝統を維持し、80歳にして20本の歯を残そうという『8020運動』を進めるとともに、今年の標語『歯みがきは じょうぶなからだの第一歩』を大切にしてほしい」と訴えた。

また、伊都医師会の前田至規(まえだ・よしのり)会長は来賓挨拶で、「歯を大切にしないと、脳こうそくや糖尿病などの、病気につながります。皆さんがこのコンクールに参加できたのは、歯磨きの励行を教えてくれた、家族の方々のお陰かと思います。必ずお礼を言って、一緒に笑いながら歯を磨いてくださいね」と話すと、子供たちは「わかりました」というふうに頷いていた。

写真(上)は「よい歯を育てるコンクール」で歯科医師の審査を受ける真剣な表情の子供たち。写真(中)は個人の部で1位になった子供たち。写真(下)は記念撮影に収まる明るい表情の子供たち。


更新日:2014年6月6日 金曜日 00:35

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