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荘厳〝弘法大師の花〟開花~高野山の林さん栽培

世界遺産・高野山で「弘法大師(空海)の花」と呼ばれているオオヤマレンゲ(大山蓮華)が、和歌山県高野町44の8、林保(はやし・たもつ)さん(81)の庭で満開になり、写真家や高野参拝の人々を楽しませている。

オオヤマレンゲは、高地に咲くモクレン科の落葉低木で、奈良・大峯山など深山の一部に自生する。林さんのオオヤマレンゲは約30年生で、高さ枝張りともに約3メートルに生長。大ぶりの真っ白い花を咲かせている。

その花の形は、まるで弘法大師が、蓮(はす)の花の真ん中で瞑想しているような姿で、さらに花が枯れた形までも、弘法大師が金色の袈裟衣(けさごろも)に着替えて、鎮座しているような姿を呈している。

このオオヤマレンゲは昭和60年(1985)、林さんの妻・峰子(みねこ)さん(81)が、友人の尼僧から、苗をプレゼントされた。尼僧は、峰子さんを喜ばせようと、大峯山で苗を土産に買ってきたが、峰子さんは、その花のことをまったく知らないまま、自宅前の庭に植栽していたという。

約10年前の初夏、見たこともない純白の花が咲きはじめ、「何と美しい花」と仰天。そのうえ高野山内の写真家が、撮影に来るようになり、平成24年(2012)には、読売新聞和歌山版で紹介されると、この花はたちまち有名に。写真家が盛んに撮影に訪れたり、参拝客が花に向かって合掌したりするようになった。

峰子さんは「今年は初夏から高温続きなので、例年より早く開花しています。蕾(つぼみ)はまだまだ沢山あるので、見頃は6月中旬まで続きそう」と、にっこり話していた。

写真(上)はまるで弘法大師(空海)が瞑想しているようなオオヤマレンゲ。写真(中)はオオヤマレンゲの沢山の蕾を見上げる林峰子さん。写真(下)は枯れてなお弘法大師が金色の袈裟衣をまとっているようなオオヤマレンゲ。

更新日:2014年6月4日 水曜日 00:00

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