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ああ山菜はうまい♪~芋谷川畔30種~25人が舌鼓
自分で山菜を摘み、自分で料理し、自分で味わう「山菜(野草)を楽しむ会」(和歌山県橋本市紀見北地区公民館主催)が、このほど同市柱本の芋谷川周辺と同公民館で初めて開かれた。参加者は「山菜採りも、山菜料理も最高に楽しかった」と大好評で、前川眞弘(まえかわ・まさひろ)館長は「来年もぜひ開催したい」と話した。
講師は橋本市中央公民館の元館長で、植物に詳しい山本良和(やまもと・よしかず)さん。募集人員15人に対し25人が応募・参加した。
5月17日、同公民館に集合。日本の原風景の棚田(同市柱本)を潤す芋谷川の畔(ほとり)へ車で移動。山本さんの説明・指導を受けながら、川沿いの堤や畦道に生える山菜を次々と摘み集めた。
その種類はイタドリ、スイバ、カラムシ、ウバユリ、ウド、ミツバ、カキ、カラスノエンドウ、ノビル、ワラビ、フキなど約30種類にのぼる。
これを同公民館に持ち帰り、収穫してきた山菜を調理室で天ぷらに仕上げた。参加者らは「これがイタドリ」「これがタンポポ」などと、お互いに山菜の名を呟きながら次々と賞味し、握り飯、味噌汁もいただき、「野草がこんなにおいしいとは」と舌鼓を打っていた。
山本さんは「皆さん、草の中にも、食べられる草があること、それが意外においしいこと、草にすべて名前があること、大切なことを学んでくれました。そこから自然環境の大切さを感じ、環境保全につながることと思います」と語った。
写真(上)は芋谷川周辺で採れた山菜のいろいろ。写真(中)は山菜取りを楽しむ参加者たち。写真(下)は野草の天ぷらづくりに取り組む参加者たち。
更新日:2014年5月27日 火曜日 00:01