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ミニ衝立など50点~紀州組子細工展~技術体験も

和歌山県指定の伝統的工芸品を制作する紀州組子細工師・池田秀峯(いけだ・しゅうほう)さん(66)の作品を集めた「紀州高野組子細工展」が4月16日、橋本市高野口町同町名倉288の橋本市IT地域交流センター「裁ち寄り処」で始まった。5月11日(日)まで。入場無料。

展示作品は、高野山の塔頭や自然を表した額(がく)やミニ衝立(ついたて)、俳句や短歌の短冊掛け、壺や花瓶を置く敷物、「おかげさま」の言葉と地蔵尊を描いた壁掛けなど計約50点にのぼる。

いずれも池田さんが考案した「くのくに・ちぎれはめ込め技法」で、細かく工作した組子を、格子状の間にはめ込んだ、丹精込めた作品ばかり。いずれも日本の座敷に飾ると、最高の詩的空間が生まれそう。

4月26日午後2時から約1時間「六角組子細工」の教室を開催。希望者は予約制で、組子細工を体験。材料・技術費は大3600円と1800円コースがある。同教室はある程度の予約があれば、5月3日にも開催する予定。池田さんは「高野山をルーツとする、素晴らしい組子文化にふれてほしい」と来場を呼び掛けている。

写真(上、下)は裁ち寄り処で開かれている紀州高野組子細工展の風景。写真(中)は組子細工による俳句・短歌の短冊掛け。


更新日:2014年4月17日 木曜日 00:02

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