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大雪免れ、雨、雪を解かす~京奈和道一時通行止め
大雪が心配された2月8日の和歌山県橋本地方は、幸いにも雪ではなく、冷たい雨が降り、前夜来の積雪を徐々に解かした。このため、同地方を走る京奈和自動車道が、7日夜から8日昼にかけて通行止めになったほかは、市民生活にほとんど支障もなく、各所で「大雪にならなくてよかつた」と、安堵(あんど)の声が上がっていた。
橋本市の市街地は、2月7日午後10時頃には、約3センチの積雪となったが、8日朝から断続的に冷たい雨が降り、雪が解けて、まちは普段通りの風景に戻った。
8日正午頃の京奈和自動車道は、通行止めのため、まったく車のかげはなく、ただ、道路点検の国交省の車が往来するだけ。多くの車は、京奈和自動車道沿いに、このほど全線開通したばかりの「橋本側道」(隅田八幡神社付近~高野口中学校付近=9・7キロ)を利用、すいすいと往来していた。
一方、同市北馬場の橋本市運動公園や、その高台から見渡せる三石山、林間田園都市、御幸辻などの家々の屋根、さらには紀の川南側の国城山、北側の市役所周辺の市街地。その白銀の世界も、雨に流され、斑雪(まだらゆき)に変わり、夕刻には、ふだんの雰囲気にもどった。
同夜の京奈和自動車道は、完全に雪も解けて、前夜来の積雪がうそのように、車がスムーズに往来。コンビニに立ち寄るドライバーらは、「やっぱり橋本はええなあ」ともらしていた。
写真(上)は通行止めで車が見当たらない8日昼の京奈和自動車道=橋本市隅田町で。写真(中)は積雪を雨が解かす橋本市運動公園。写真(下)は斑雪の国城山を背景にした橋本市役所周辺の市街地の雪景色。
更新日:2014年2月9日 日曜日 02:40