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松林荘の庭、美しく剪定~杉村公園、迎春準備OK

四季の自然が素晴らしい和歌山県橋本市御幸辻の杉村公園内にある生活学習施設「松林荘(しょうりんそう)」周辺の庭園で、今月、迎春準備の剪定(せんてい)作業が行われた。
杉村公園は約12・5ヘクタールの広大な森で、松林荘は昭和初期の木造2階建て(約200平方メートル)の日本建築。同壮に住んでいた実業家の故・杉村林之助(りんのすけ)さんが、昭和45年(1970)、森(庭園)とともに橋本市に寄贈。市はこれを改修・整備して、市民の学びの場、憩いの場として開放している。
庭木の剪定作業は、松林荘周辺の松や梅に加え、サツキ、サザンカ、キンモクセイの寄せ植えなどを中心に実施。下草をきれいに刈り取り、木々の枝葉を整えて、終日、初冬の空に剪定バサミの音が鳴り響いた。
剪定作業中の男性(50)は、「正月を控えて松林壮の庭園で剪定していますが、広大な公園全体の剪定には、約2か月間かかります」と説明。「ここを散策中の方々から〝きれいになりましたね〟〝ご苦労さまです〟と、声を掛けられるので、やり甲斐もあり、うれしいです」と話した。
松林荘はこの庭園が見える座敷(2間14畳)や、掘り炬燵(ごたつ)のある居間(6畳)、竈(へっつい)や五右衛門風呂(ごえもんぶろ)がある。
園内には、八王子池や丸尾池、とんぼ池などがあり、春は桜、夏はサルスベリ、秋は紅葉、冬は椿など四季の花々が咲き、野鳥のさえずりが絶えない。
問い合わせは橋本市郷土資料館(電話&FAX0736・32・4685)。
写真はいずれも杉村公園の庭木剪定風景。


更新日:2013年12月22日 日曜日 00:00

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