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あの上手!手作り創作劇~7日、高齢者大の学芸会

和歌山県橋本市の高齢者が学ぶ「橋本市民大学 いきいき学園」の2年生=真野(まの)五郎委員長=は、12月7日(土)に橋本市教育文化会館で開かれる「学芸会」を控えて、創作劇「応其上人(おうごしょうにん)と橋本」の、最後の練習に取り組んだ。真野委員長は「すべて私たちの〝手作り芝居〟です。ぜひ、ご覧ください」と来場を呼び掛けている。入場無料。
この創作劇に参加するのは、同学園の2年生全員28人。うち20人が配役で、8人が舞台装置や衣装、黒子役などを担当。台本は全員で作成。この演目は今年5月、全員のアンケートで決定し、延べ100時間以上の練習を重ねてきた。
応其上人(1537~1598)は、近江の国(滋賀県)生まれ。30代から40代にかけて、伊都郡相賀荘(おがのそう=現・橋本市)に住み、果実や野菜を食べて仏道修行し、木食(もくじき)応其上人と呼ばれた。
応其上人は、豊臣秀吉の高野山攻めを思いとどまらせ、古佐田(現・橋本市)を開墾して町を興し、紀の川に長さ235メートルの橋を架け、秀吉から許諾を得た塩市を開き、岩倉池や引の池なども構築。橋本発展の基礎を築いた。
創作劇「応其上人と橋本」では、キャスト自ら、秀吉の煌(きら)びやかな羽織、上人のカツラ、武人のヨロイカブトなどを、段ボール紙などを素材に手作り。最後の練習では、応其上人が深々とひれ伏し、秀吉が堂々と反り返り、まちの女たちが塩市や池普請(いけぶしん)に汗する演技に磨きをかけていた。
また、芝居の後は、松本光央(みつお)さんが、自ら制作した応其寺の写真や紀の川架橋の絵などのスライドを次々と映し出し、橋本の歴史を簡潔に紹介。最後に、配役らは舞台衣装を身にまとったまま「橋本音頭」を踊って、ほがらかに舞台をしめくくる。
演出役の前川潔さんは「いよいよ全員が力を合わせて演じます。芝居は配役も大事ですが、裏方さんの総力のお蔭で、上演できるものです。わずか30分の創作劇ですが、素敵な仕上がりです」と胸を叩いている。
「橋本市民大学 いきいき学園」の学芸会は、午前9時半~同11時、橋本市教育文化会館2階大ホールで開催。1年生は「聖しこの夜」のハンドベル演奏、東日本大震災復興支援テーマソング「花は咲く」「和歌山県民歌」の合唱、「東京五輪音頭」の踊り。2年生は創作劇「応其上人と橋本」の後、「橋本音頭」の踊り。3年生は「相撲甚句」の歌、「炭坑節」「橋本音頭」の踊り、「同期の桜」の歌を披露する予定。
同ホールの前では、俳句、書道、水墨画、写真の各クラブの作品展がある。
写真(上)は豊臣秀吉に懇願する応其上人の場面。写真(中)は池作りに働き大喜びの女たち。写真(下)は「橋本音頭」踊る2年生の明るい躍動姿。

更新日:2013年12月6日 金曜日 00:47

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