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みがけ!五感~すこやか橋本~まなびの日にぎわう
「すこやか橋本 まなびの日~みがけ!五感 みがこう!五感」(同実行委員会主催)が11月24日、和歌山県橋本市の県立橋本体育館で開かれた。計36ブースで「たべる」「におう」「さわる」「みる」「きく」の各展示、実演、体験コーナーが設けられ、家族連れや友達同士らが、健やかに生きるための〝何か〟を五感で感じ取っていた。
橋本市子ども会連絡会、橋本市、橋本市教委の共催で、メインアリーナでは、高野口町の伏原保育園、名古曽保育園、応其幼稚園の園児計45人が、元気よく「HAPPY SONG(ハッピーソング)」を合唱してオープニング。
梅本利樹・委員長が「脳は五感を通じて発達することが科学的にわかってきました。五感を考えたイベントは他にありません。きょうは楽しく五感を養ってください」と挨拶。木下善之市長は「五感を働かせ、今後の生活に役立ててください」と希望を述べた。
会場では、ひだまり倶楽部が、輪切りのクヌギやドングリ、松ぼっくりを用意。子どもたちが、それを素材にネックレスやクリスマスツリーを制作。福智(ふくち)清・副会長は「みんな自分で考えながら工作しています」とにっこり。
橋本市母子保健推進員会は、子どもたちの足裏にインクをつけて色画用紙を踏む「足型スタンプ」を実施。その〝土踏まず〟の大小で、運動量の大小や体のバランスを自覚してもらった。上田ひとみ・副会長は「毎年、子どもの足型をとり、その成長ぶりを見る親御さんがおられます。いい思い出にもなりますよ」と推奨していた。
また、「ワクワクおもしろ科学教室」講師の会は、牛乳パックとストローを素材にした〝竹トンボ〟ならぬ〝紙トンボ〟作りを指導。子どもたちは、羽根を少し曲げるだけで、〝紙トンボ〟に揚力(ようりょく)が生まれ、舞い上がる事実に驚いた。
はしもとおもちゃ病院は、壊れたおもちゃを無料で診断・治療。電気・機械に詳しい〝医師〟たちが、運び込まれた四輪のバイク玩具などを、てきぱきと施術して治すと、子どもたちは大喜び。
朗読ボランティア「テープ橋本」は、子どもと保護者を対象に、紙芝居や手遊びを通して、「からだにいいおやつ」について考えてもらった。
サブアリーナでは、エアロビクス、ジャズダンス、バトントワリングや、和太鼓、大正琴の演奏、空手道の基本技や形、組手が披露され、人々の心を打っていた。
体育館・玄関前付近では、ぜんざいや焼き芋、豚汁などの模擬店が並び、秋日和の中、食べ歩きを楽しんでいた。
写真(上)はオープニングで「HAPPY SONG(ハッピーソング)」を合唱する園児たち。写真(中)は〝紙トンボ〟作りに挑戦する子どもたち。写真(下)はネックレスやクリスマスツリー用の松ぼっくりやドングリを並べた「ひだまり倶楽部」のコーナー。