へら竿作りや再織実演～２０日、関空で特産品の祭典

〝シェア日本一〟や〝発祥の地〟などの「全国ナンバーワン特産品」を展示・販売する「第５回ナンバーワンフェスタin関西国際空港」が、１０月２０日（日）午前１０時～午後４時、大阪府泉佐野市の関西国際空港・南広場で開かれる。和歌山県橋本市からは、特産品のパイル織物製品などを展示・販売し、紀州へら竿の火入れ技術や、伝統工芸の再織（さいおり）実演を予定しており、同市商工観光課では「橋本の特産品の素晴らしさを、ぜひご覧ください」とＰＲしている。雨天決行（荒天中止）、入場は無料。
この各地域の特産品をＰＲする集客イベントは、橋本市を含む全国２２自治体が主催し、新関西国際空港株式会社・ホテル日航関西空港が協力して開催。
展示・販売するのは、パイル織物製品のほか、再織のショールやハンカチなどの小物、柿（平核無柿=ひらたねなし柿）、柿ゼリーなどの柿加工品。
紀州へら竿の火入れ技術は、竿師が炎に向かい、竹竿をあぶりながら、真っ直ぐに矯正していく技で、紀州製竿組合の田中和仁組合長が伝来の妙技を披露し、紀州へら竿の完成品数本を展示する。また、再織は一度織り上げた生地を紐（ひも）状に裁断し、再び織り上げる独自の技術で、橋本市観光協会「はしもと広域観光案内所」の南出幸代さんが実演する。
橋本市以外の各自治体からのシェア日本一または発祥地の特産品は次の通り▽和歌山県有田市=太刀魚（たちうお）▽同県日高町=黒竹（くろちく）▽同県日高川町=紀州備長炭▽大阪府貝塚市=つげ櫛（ぐし）▽同府泉大津市=毛布▽京都府与謝野町=ちりめん、風呂敷▽同府和束町=てん茶▽兵庫県篠山市=黒大豆▽奈良県生駒市=茶せん▽同県宇陀市=毛布革製品（鹿皮）▽同県五條市=柿。▽同県大和郡山市=金魚▽静岡県磐田市=海老芋・別珍・コール天▽福井県高浜町=たかはま鮨（ちらしずし）▽岐阜県関市=刃物▽岡山県真庭市=ジャージー牛▽三重県四日市市=土鍋（萬古焼）▽徳島県阿南市=青色発光ダイオード（LED）▽同県海陽町=阿波尾鶏▽香川県丸亀市=うちわ▽宮崎県日向市=へべす・はまぐり碁石。
当日はナンバーワンの特産品が当たる大抽選会があり、各地の〝ゆるキャラ〟が大集合。「第１０回泉州ＹＯＳＡＫＯＩゑえじゃないか祭り」も同時開催される。また、同フェスタ１店１０００円以上お買い上げで、関空駐車場２時間無料＆エアロ・プラザホテル日航関西空港お食事券５００円プレゼントなどのサービスもある。
問い合わせは橋本市商工観光課（電話０７３６・３３・１１１１=内線１２６７、ファックス０７３６・３３・１６６５）担当・中本さん。
写真（上）は紀州へら竿の火入れ実演をする田中組合長=「はしもとまん福なび」より。写真（中）国の伝統的工芸品指定の記念祝賀会に飾られた紀州へら竿。写真（中）は再織実演=「はしもとまん福なび」より。

Tweet