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勇壮で圧巻!担ぎ屋台~隅田八幡神社の秋祭り

鎌倉時代の放生会(ほうじょうえ=殺生を戒める宗教行事)を起源とする、和歌山県橋本市隅田町垂井の隅田八幡神社の秋祭り(本宮)が、10月6日、同神社境内などで行われ、訪れた大勢の観光客が〝日本の秋祭りの原風景〟を堪能した。
午前は寺本嘉幸宮司ら神官による祭典が営まれ、午後は上兵庫の御神輿(おみこし)1基が境内でお練り。これに続いて、待機中の平野、赤塚、下兵庫、芋生の4地区の〝担ぎ屋台〟が1基ずつ、お練りを披露した。
そろいのハッピ姿の若衆たちが、担ぎ屋台の2本の棒を、笛や鉦太鼓のリズムに合わせて、「えらいやっちゃ、負けんなよ」と、威勢よく担ぎまくる。そのたびに中将姫や合戦武士などの繍(ししゅう)入りの羅紗(らしゃ)、縮緬(ちりめん)の幕で覆われた屋台が、上下左右に激しく揺れて、見物人から「わあすごい」と、どよめきの声が上がる。
この後、神社から御旅所(おたびどころ=隅田中学校グラウンド)まで、「御神輿渡御(おみこしとぎょ)」(和歌山県無形民俗文化財)が行われると、まさに時代絵巻そのもの。担ぎ屋台が先導し、御神輿や馬上の寺本宮司、天狗、獅子、氏子総代らの行列が、静々と絢爛豪華に行進した。
さらに御旅所で〝神幸祭〟が営まれた後、御神輿を軸にして、4基の担ぎ屋台が円陣となり、一斉にお練(ねり)を繰り広げると、家族連れや若いグループなどは、「さすがに隅田八幡さんの祭り」と心を躍らせ、郷土の秋祭りに詳しい奥村浩章さんは「古き良き時代の秋祭りが、そのまま残されています。とくに屋台が上下左右に揺れる中、屋台後部の3つの太鼓を打ち鳴らすバチさばき、そして、その後ろで大人も子供も美しく奏でる横笛の音色…。これはまさに日本の原風景です」とにっこり。寺本宮司は「きょうは絶好の祭り日和です。五穀豊穣と健康長寿、地域発展を祈り、楽しいお祭りになりました」と喜んでいた。
写真(上)は隅田八幡神社境内で勇壮に〝お練り〟をする担ぎ屋台。写真(中)は御旅所へ向かう担ぎ屋台と神社参道の風になびく2本の旗。写真(下)は担ぎ屋台の3つの太鼓を必死で叩く若衆たち。

更新日:2013年10月6日 日曜日 16:16

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