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郷土の「絆」で~まちづくり~9団体21人対話

和歌山県橋本・伊都地方で〝まちづくり活動〟を実践している各種団体・代表らが交流する「おはなしサロン~住民が取りくむまちづくり」が、このほど橋本市保健福祉センター2階の「橋本市市民活動サポートセンター」で開かれ、9団体21人が参加、郷土のまちづくり有志の「絆(きずな)」を深めた。
同サポートセンターが企画・開催した。参加したのは、国城山中腹の名産「畑ごんぼ」復活や植樹、炭焼き体験などを推進している「プロムナード国城」代表の徳田勝治さん、柱本の棚田や里山維持、生態系の保護活動に取り組む「はしもと里山保全アクションチーム」事務局長の佐藤俊さん、素人集団チンドン屋でイベントなど盛り上げている「橋本ちんどん笑会」事務局の大西洋二さん、ボランティアでアコーディオン演奏活動している「ベーローズ・フェロー」代表の西辻義則さんら、そうそうたる面々。
和歌山県NPOサポートセンターの志場久起・副センター長と植田祐起代主任の司会で、先ず「NPO法人紀州粉河まちづくり塾」の楠富晴さんが活動を報告した。同塾は平成19年(2007)に結成し、同22年に法人化。粉河寺を核に門前町の雰囲気を生かし、多彩なイベントを開催。各店舗の協力で〝御用聞き〟のネットワークを構築し、他団体と連携して〝七夕フェスタ〟や〝オープンカフェ〟を開催するなどの活動内容を紹介した。
この後、同保健福祉センター1階の中庭に場所を移し、名刺交換をして、自由会話の懇親会を開催。それぞれお茶やお菓子を味わいながら、団体活動の内容や希望を紹介し合った。途中、チンドン屋がにぎやかに登場したり、西辻さんがアコーディオン演奏したりして、会場は仲良しムードでいっぱい。
佐藤さんは「粉河まちづくり塾は、粉河高校や和歌山大学と連携して、そこに生徒・学生たちも参加、活動しているという。これは今後の私の活動に、大変参考になりました。皆さんと横のつながりを大切にし、知恵と工夫を重ねながら、私たちの活動に生かしたい」と感想を述べた。
また、徳田さんは「各種団体とも、1分間ずつの活動紹介だったので、多くは話せなかったのですが、いわばネットワークづくりの出発点になりました。こんな機会が改めて開かれるといいな、と思いました」と語った。
写真(上)はまちづくりの活動報告をする「NPO法人紀州粉河まちづくり塾」の楠会長。写真(中)はおはなしサロンに活気を与える素人集団・チンドン屋。写真(下)は各団体の活動を紹介しあう参加者たち=いずれも橋本市社会福祉協議会・提供。


更新日:2013年10月4日 金曜日 20:58

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