ニュース & 話題
大玉転がしや車椅子リレー…快汗、施設合同運動会
和歌山県橋本市の「社会福祉施設・合同運動会」が9月23日、同市北馬場の県立橋本体育館で開かれ、参加した各施設の選手たちが〝スポーツの祭典〟を堪能した。
「橋施連」(はししれん=橋本市社会福祉施設連絡協議会)主催で、平成13年(2001)から毎年開催、今年で13回目になる。
参加施設は、同協議会加盟の「あるぺじお」「国城寮」「さくら苑」「ひかり苑」「天佳苑」「むくのき」「悠久の郷」「悠久の杜」「夢あじさい」「リハビリ橋本」「六地学園」の計11施設で、利用者約180人(引率70人)が運動会・選手として出場した。
開会宣言に立った「橋施連」の堀畑光久副会長(ひかり苑・天佳苑理事長)は「きょうは少し変わった開会宣言にしたい」と前置きし、「皆さん〝頑張ります〟という気持ちを込めて、全員拍手してください」と呼びかけ、各施設単位で、順番に大拍手をし、これを「一人ひとりの拍手による開会宣言」とした。
続いて木下善之・橋本市長が「スポーツの秋、食欲の秋です。きょうは大いに運動し、交流してください。東京で7年後に開かれるオリンピックでは、しっかり声援してください」と挨拶した。
この後、全員、ラジオ体操でウオーミングアップ。大玉転がし、ボーリング、車いすリレー、パン食い競争、玉入れが行われ、選手たちは全力をふり絞って戦った。
大玉転がしでは、2組に分かれ、直径約1・5メートルの赤や黄の大玉を、両手で押して転がして、みんな大歓声を上げた。各施設の職員らは「選手の楽しい思い出に」「1年に1度の大切な記念に」と、写真撮影に走り回った。最後に選手たちは、この日の〝秋の祭典〟を讃え、「来年もまた元気でプレーしよう」と誓い合っていた。
写真(上)は元気いっぱい大玉を転がす高齢者たち。写真(中)は〝全員拍手で開会宣言〟を主導する堀畑・副会長。写真(下)はたくましくボーリングに挑戦する高齢者たち。