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やっちょん広場に活気戻る~水害、急ピッチで克服
台風18号の豪雨で浸水被害に遭った和歌山県橋本市岸上のJA紀北かわかみ・産直市場「やっちょん広場」(丹下明弘店長)は、店内整理・清掃を終え、9月19日朝、隣のレストラン「食菜館」とともに、4日ぶりに営業を再開した。
午前9時の開店前には、店舗入り口に100人以上の買い物客が並び、開店後の店内は大勢の顧客でいっぱい。とくに秋彼岸(9月20日~26日、秋分の日=同23日)の季節だけに、高野マキや花類の売り場は大混雑。柿(刀根早生)や桃、ナスやキュウリなどの果物・野菜売り場も、普段と変わらない活気を取り戻した。21日までの3日間、粗品が進呈される。
同店の話では、2年前の台風12号の豪雨の際も、今回同様、すぐ前の紀の川が増水。同川に注ぐ北側の小河川や排水溝の水が溢れ、店内は約40センチ浸水した。今回は浸水速度が早く、土嚢(どのう)を積む暇もなく、同程度以上の浸水被害を受けたという。
丹下店長は顧客に丁寧に挨拶し、「これまで通り、おいしい郷土野菜、みずみずしい花を販売しますので、ご愛顧を…」と話していた。
営業時間は4月~9月は午前9時~午後6時。10月~3月は午前9時~午後5時。休業日は毎月第1水曜日と、お盆、年末年始。問い合わせは同店(電話0736・33・2500)へ。
写真(上)は営業を再開した「やっちょん広場」の野菜・果物売り場。写真(中)は大勢の顧客が並んだ「やっちょん広場」の入り口付近。写真(下)は秋彼岸のシーズンで「やっちょん広場」の花売り場は顧客でごった返した。
更新日:2013年9月19日 木曜日 13:21