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五光の滝など草刈り奉仕~毒ヘビ注意!と上西さん

和歌山県橋本市宿の〝やどり地域振興協会理事長・上西進さん(76)は、同市、高野町、九度山町を流れる玉川(紀伊丹生川)周辺のハイキングコースで、今夏、繁殖した草刈り奉仕に努めている。上西さんは「山中のハイキングでは、この季節とくに、マムシなどの毒ヘビに注意してください」と呼びかけている。
上西さんは玉川峡(同市南宿)出身。平成21年(2009)から約2年がかりで、玉川峡の温泉宿泊施設「やどり温泉いやしの湯」周辺の険しい山道を踏査し、5つのハイキングコースについて、原図を作成した。
これをもとに、橋本市商工観光課は、同23年7月、玉川峡の観光マップ(折りたたみ式カラー1万部)に▽光ノ滝コース▽北宿コース▽馬乗り覗きコース▽明神岩コース▽七霞周遊コースのハイキング5コースを紹介。「玉川峡は〝玉川四十八石〟と呼ばれる大岩、滝が連続する景勝地で、鮎やアマゴ釣り、春は桜、夏は森林浴、川遊びが楽しめる」とPRしている。
上西さんの話によると〝五光の滝〟付近では、昨年と一昨年の2回、観光客がツキノワグマと遭遇。クマは立ち去ったため、被害はなかったが、さっそく「熊に注意!」という看板を木々に掲示した。
一方、草むらには、マムシなどの毒ヘビが潜んでいることがあるので、ハイカーが自分の目で確かめやすいようにと、〝五光の滝〟などのハイキングコースで、草刈りを続けているという。
上西さんは9月12日、腰に鉈(なた)をぶら下げ、草刈機を持って出動。五光の滝周辺で、登山道を覆う雑草を丁寧に刈り取ると、幅1メートル程の道が、きれいにあらわれ、ある程度、安心して歩けるようになった。
上西さんは「毒ヘビは対策は、長靴などで足を防備するのが一番有効ですが、杖や棒で草むらを払いながら、進むといいでしょう。また、クマ対策には、鈴を鳴らすか、杖や棒で、石などの硬いものを叩きながら歩くと、効果があります」と話していた。
写真(上中下)は五光の滝周辺で草刈り奉仕をする上西さん。


更新日:2013年9月15日 日曜日 08:56

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