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ジャンボ数珠送り〜園児ら神妙〜3世代交流夏祭り

ジャンボな数珠を使って子どもたちの健康を祈る「3世代交流の夏祭り」が、7月26日、和歌山県橋本市のJR南海橋本駅前にある古佐田区民会館で開かれた。古佐田老人クラブ(池永恵司会長)の主催で、橋本保育園、橋本東保育園、橋本幼稚園の園児計36人と保護者ら計45人が参加。猛暑の中、園児、親、祖父母の笑い声で満ち溢れた。
ジャンボ数珠は、直径約2センチの玉を600個つないだ約30メートルの長さで、そのうちの1か所に、直径7センチの大きな玉と房が付いている。
橋本市ボランティア連絡協議会の山本みや会長が司会進行。園児らは、保護者らとともに、数珠の周りに輪になって着座。真ん中で葛原途年子さんが、「おん かかかび さんまえい そわか」と、呪文をとなえ、鉦(かね)を叩くと、園児らは数珠を右回りに回し、房付きの大きな数珠が来ると、数珠を頭にかざし、神妙な面持ち。
また、池永会長らによる獅子舞や、老人会員による人形劇「5匹の子豚」「飛んでったバナナ」が明るく披露され、拍手や歓声が起きていた。
数珠送りの行事は、昔から地蔵盆前後に行われ、1960年代に核家族化などに伴い途絶えていたが、005年に同老人クラブ「ニコニコ会」が「郷土の文化を守り、子ども中心に交流を深めよう」と復活させ、毎年、開催している。
この日、木下善之市長、辻田育文・橋本市老人クラブ連合会長、森本守・古佐田区長、応其寺の松井孝憲副住職らが出席。木下市長は「素晴らしい3世代交流の夏祭り、おめでとうございます」と祝辞を述べ、「子どもたちも、おじいちゃん、おばあちゃんがやってきた、大切な〝地蔵盆・数珠送りの行事〟を、後世に伝えてほしい」と話していた。
写真(上)はジャンボな数珠送りの行事を行う園児と保護者たち。写真(中)は園児たちに披露された人形劇「5匹の子豚」の一シーン。写真(下)は神妙な面持ちでジャンボな数珠送りをする園児たち。


更新日:2013年7月26日 金曜日 22:05

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