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紫陽花で心潤し、落語で笑顔に〜恋野へ来てね

奈良時代の女性ヒロイン〝中将姫伝説〟で知られる、和歌山県橋本市恋野の「あじさいの里」で、この〝空梅雨〟にもかかわらず、紫陽花(あじさい)が咲き始めていて、間もなく見頃を迎えそう。6月23日には、同園で第6回「あじさいまつり」(入場無料、雨天決行)があり、近くの恋野地区公民館では、第14回「恋し野寄席」(有料)が開かれる。今年も橋本・伊都地方だけでなく、近府県から大勢の観光客やハイカーらでにぎわいそう。
恋野地区は中将姫が隠棲したと伝えられる紀ノ川南岸の丘陵地。地元の人たちが、約20年前から本田池周辺に紫陽花約50種3700本を植栽、下草を刈るなど、丹精込めて育ててきた。
今年の紫陽花は、6月上旬から色づき始め、6月14日(金)現在、全体的には5、6部咲き。それでも青い紫陽花は、すでに満開状態で、かんかん照りの丘陵地に、瑞々しい幾つもの鞠(まり)のすがたを表している。また、あじさい園へ続く道沿いには、薄緑の苗が風にそよぐ植田風景が広がり、中将姫が氏寺「栄山寺」(奈良県五條市)の見える森に、観音像を祀ったとされる〝中将ケ森〟は、涼しそうな日陰をつくっている。
「あじさいまつり」は午前9時から開催。黒木陸郎さんの演歌ショーや、素人集団〝ちんどん笑会〟によるチンドン屋の練り歩きが催され、恋野米や柿の葉ずし、餅、野菜、ソフトクリーム販売も行われる。問い合わせは恋野地区公民館(月曜休館)(電話0736・33・2458)。
一方、「恋し野寄席」は午後1時半開場、同2時開演。テレビでおなじみの桂雀々さんや桂優々さん、すずめ家すずめさんが話芸を披露する。この地方寄席を企画した割烹「勝一」の中西修さんは「紫陽花で心洗われ、落語で笑顔になってください」とPRしている。入場料(運営協力金)は前売券2000円、当日券2500円。チケット販売は恋野地区公民館や、世話人・前田さん(電話090・1678・4734)、割烹「勝一」(電話0736・32・8717)。
写真(上、下)は先ず青い紫陽花がそろそろ見頃を迎えている「恋し野の里 あじさい園」。写真(中)は「あじさいまつり」と「恋し野寄席」のチラシ。


更新日:2013年6月14日 金曜日 14:05

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