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小麦が大豊作〜うまいパンに!〜施設職員ら収穫

和歌山県橋本市恋野の社会福祉法人・知的障害者就労支援施設「夢あじさい」(辻本賢三理事長)の職員と利用者は、6月7日、地元の麦畑で小麦の収穫作業を行った。この小麦の一部は、同施設が運営するパン工房「太郎ベーカリー」で、パン原料に使用する。辻本理事長は「みんな力を合わせ、丹精込めて作ったパン。ぜひ、お買い求めください」と呼びかけている。
同施設は職員約20人、施設利用者は約40人。小麦畑は計6枚(約1ヘクタール)あり、農業担当の職員と施設利用者が昨年12月、種まきをし、草刈りをして栽培してきた。
この日、職員や利用者は、恋野地区公民館東側の麦畑2枚(約3000平方メートル)で、コンバイン(穀物の収穫・脱穀・選別機)を使って、見事に実った小麦を収穫。30キロ入りの袋に次々と詰めていった。
収穫した小麦の一部は、施設玄関わきにある「太郎ベーカリー」で、菓子パン、食パン、サンドイッチ、フランスパンなどの原料に使用。商品は橋本市、九度山町、かつらぎ町の各役場の庁舎や、市内の産直市場「やっちょん広場」「よってって」などに並べ、あとは東京の天然酵母の有名パン製造工場に販売する。
同施設の辻本泰宏・職業指導員の話では、小麦栽培は平成17年(2005)10月から開始。農薬、除草剤を使わず栽培してきたが、畑の面積に比べて収穫が少ないため、井関農機に「どうすれば収穫量を増やせるか」と相談。今年は、同農機系列の肥料工場でつくってくれた薬気のない〝混合肥料〟をまいたところ、小麦は予想を上回る大豊作で、過去の3倍の収穫量になりそうという。
鈴木寛・施設長(57)は「小麦がよければ一層、安全安心で、おいしいパンが出来ると思います。どうぞ、ご愛顧をお願いします」と言っている。
写真(上)は、コンバインで小麦を収穫する「夢あじさい」の職員ら。写真(中)はカマを使っての小麦刈り取り風景。写真(下)は「太郎ベーカリー」でパンを作る職員ら。


更新日:2013年6月7日 金曜日 13:11

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