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〝南極の氷〟に児童ら歓声〜自衛隊、西部小に寄贈

第54次南極地域観測・海自砕氷艦「しらせ」が南極の昭和基地から持ち帰った氷が、5月7日、自衛隊和歌山地方協力本部橋本地域事務所(住野具視所長)から、橋本市柏原の市立西部小学校(山田卓司校長、児童数213人)にプレゼントされた。
砕氷艦「しらせ」は昨年秋、東京を出航。今回も南極の昭和基地18キロ手前で、分厚い海氷に阻まれたが、ヘリコプターで基地周辺の〝南極の氷〟を「しらせ」に運び、持ち帰った。
この日、西部小学校の体育館に児童らが集合。自衛隊員らが、卓上に長さ18センチ、幅20センチ、厚さ6センチの「南極の氷」と「冷蔵庫の氷」を並べ、別の卓上にも南極の氷と水を入れたガラス容器を用意。
橋本地域事務所・広報官の青木誠二1等海曹が、スクリーンに映し出される映像や、大きな地球儀を使いながら、「南極の氷は1万~10万年も前に降り積もった雪が固まってできたものです」「南極の気温はマイナス89度で、北極(マイナス45度)や冷蔵庫(マイナス20度)よりも、はるかに寒いです」などと、わかりゆすく説明した。
この後、児童らは1列縦隊に並び、一人ひとり、南極の氷とご対面。太古の昔の空気が閉じ込められた南極の氷を両手で触ったり、ガラス容器に耳を当てて、プチプチという氷の溶ける音を聴いたり。児童たちはその新鮮な感覚に「わあーっ、冷たい」「不思議な音がする」などと大歓声。さらに自衛隊員には、あちこちから積極的に質問の手をあげていた。
最後に6年生の吉田朱華さん(12)と藤田侑花さん(12)の2人が、全校児童を代表して、「南極の氷は、長い年月をかけて出来たことなど、これまで知らなかった南極の話がわかりました」と、自衛隊員にお礼を述べた。
山田校長は「低学年の児童には、南極の氷の感触や不思議な音を聞いた感動を大切にし、高学年の児童には、自衛隊の方々が厳しい環境の中で、一生懸命に働いていることを覚えておいてほしい」と話した。
写真(上)は南極の氷に触れて大喜びの児童たち。写真(中)は南極の氷が溶ける不思議な音を聴く児童たち。写真(下)は西部小児童を代表して自衛隊員にお礼の言葉を述べる吉田さんと藤田さん。

更新日:2013年5月7日 火曜日 18:51

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