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大天狗など〝渡御行列〟厳かに〜丹生都比売神社

世界遺産「丹生都比売(にうつひめ)神社」(丹生晃一宮司、和歌山県かつらぎ町上天野230)で、4月21日(日)、祭神に花を供えて春の訪れを祝う、恒例の「花盛祭(はなもりさい)」が開かれた。
同神社の本殿は、美しい春日造りで、楼門の奥に4殿あり、楼門、本殿ともに国の重要文化財。今は〝平成の大造営〟が進められ、修復中の右側2殿の祭神は左側2殿に遷されているという。
この日午前10時、神官が朱塗りの左側本殿の扉を開け、丹生宮司が、人々の幸せを祈って祝詞(のりと)を奏上。地元の子どもたちが楼門内で、雅楽に合わせて「浦安の舞」を奉納。笙(しょう)や太鼓の舞楽奉納も行われた。
午後1時からは、鎌倉時代から続く「渡御(とぎょ)の儀」があり、天狗の面をかぶって、一枚歯の下駄をはいた大天狗を先頭に、神玉を持った古装束姿の約100人の行列が、うやうやしく楼門を出発。バラや桃の花を生けた計24本の竹筒が立ち並ぶ参道を練り歩き、鏡池に架かる朱塗りの太鼓橋をわたると、まさに時代絵巻で、参拝・観光客が盛んに携帯電話・カメラのシャッターを切っていた。
境内の芝生では「野点(のだて)」を開催。朱塗りの大きな傘が立ち、参拝・観光客らは、神事の合間を縫って、お抹茶(菓子付き)を楽しんでいた。
同神社は約1700年前、標高450メートルの天野盆地に創建され、丹生都比売大神を祀る全国180余社の総本社。弘法大師・空海は同大神から、社地である高野山を借りて開山しており、大神は真言密教の守護神として知られている。
写真(上)は丹生都比売神社・楼門を出発する大天狗。写真(中、下)は大天狗を先頭に朱塗りの太鼓橋を渡る渡御の行列。

更新日:2013年4月21日 日曜日 20:38

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